【書評】教科書の丸暗記が可能に!?東大首席が教える7回読み勉強法とは?

書評
しずく
こんにちは。双葉雫です。
今回ご紹介する1冊は『東大首席弁護士が教える「7回読み」勉強法』という本です。

突然ですが、皆さんは学校のテスト等で「ヤマを張った」経験はありませんか?
しおり
ギクッ
しずく
安心してください。しおりさん。
おそらくほとんどの人が経験しているはずですから(笑)
しおり
そっそうだよね!だって部活で忙しくて勉強の時間なんてとれなかったし!
しずく
しかし「ヤマを張る」ということは「その他の部分を捨てる」ということですからリスクがつきものです。
しおり
そういえば、高校生のとき見事にヤマが外れて赤点とっちゃったことがあったなー。
しずく
わかります。(笑)
あるあるですよね。
しおり
だって教科書全部覚えるなんて無理に決まってんじゃん!
しずく
いいえ。実はそうとも限らないんですよ。
それを可能にしてくれる勉強法があるっていったらどうします?
しおり
「それ」って?
まさか教科書を全部覚えるられるってことじゃないよね?
しずく
そのまさかです。
本書では「7回読み勉強法」というヤマを張らないで教科書ごと暗記できるとても魅力的な勉強法を提案しているんです。
しおり
なにそれ!気になる!
ねえ、早くその内容を教えて!
しずく
わかりました。
では、まずは本書の基本情報からみていきましょう。

書籍情報

タイトル:東大首席弁護士が教える「7回読み」勉強法

著者:山口真由

初版:2014.7.17

発行所:株式会社PHP研究所

ページ数:207ページ

しおり
なるほどね。
ところでこの山口真由さんっていったい何者なの?
「東大首席弁護士」ってかいてあるけど。
しずく
気になりますよね。
ではそんな山口さんについて簡単にご紹介しますね。

この本の著者、山口真由さんってどんなひと?

1983年、札幌市生まれ。東京大学法学部3年生時に司法試験、4年生時に国家公務員1種に合格。全科目「優」の成績で2006年に首席で卒業。財務官僚、弁護士を経て、ハーバード大学ロースクールに留学。2017年にニューヨーク州弁護士登録。 『エリートの仕事は「小手先の技術」でできている。』 (KADOKAWA/中経出版)、『いいエリート、わるいエリート』(新潮社)、『ハーバードで喝采された日本の強み』(扶桑社)など著書多数。

自分サイズが見つかる進化系ライフマガジン より
しおり
うわー。「超エリート」って感じ。
やっぱりこの人がただ生まれつき頭がいい人だっただけの話じゃないの?私には絶対真似できない勉強法なんじゃ…。
しずく
いいえ。そんなことはありませんよ。誰でも簡単に真似できる勉強法です。
しおり
ほんとかなぁ~
しずく
ではさっそくその内容を見てみましょう。

この本からわかること

本書では、著者山口真由さんの実体験をもとにしたさまざまな勉強ノウハウが紹介されています。今回はその中でも私が特に重要だと思った点を3つに絞って解説していきたいと思います。それがこちら。

本書のポイント

①勉強ができる人の特徴
②「7回読み勉強法」の手順とメリット
③やる気が続くメンタルコントロール術

勉強ができる人の特徴

しずく
まず、しおりさんは 「勉強ができる人」と聞いてどんな人をイメージしますか?
しおり
う~ん。やっぱり勉強が好きで長時間勉強するのが苦にならないような人かな?
そもそも私みたいな人間とは価値観が違うんだと思う。
しずく
たしかに、そういう人も中にはいるかと思います。しかし少なくとも著者山口さんは本書にて「勉強することは苦痛だ」と述べています。
しおり
えっ?そうなの?なんだ私と一緒じゃん!
じゃあ、勉強ができる人の特徴って「苦痛に耐えて努力できる人」ってこと?
しずく
たしかに努力ができるというのは勉強ができる人の特徴の一つです。しかしそれだけではありません。
努力には「正しいやり方」と「継続」が不可欠ですから。
しおり
正しいやり方?

正しい勉強法の見つけ方

いくら努力ができたとしてもそれが正しい方法で行われていなければせっかくの努力も無駄になってしまいます。

では、正しい勉強法を見つけるにはどうすれば良いのでしょうか?

ここで言う正しい勉強法とは「自分に合った勉強法」のことです。

つまり、正しい勉強法を知るためにはまず自分を知る必要があります。

自分は理系か文系か」「自分が得意なことと苦手なことは何か」といった自問自答による自己分析を繰り返すことで自分が伸ばすべき分野や自分にあった勉強法を見つけることが可能になるのです。

しおり
なるほど!努力のやり方を間違えないためには自己分析が大切なんだね!
しずく
そのとおり。では次はこの努力を継続していく方法を教えますね。
しおり
OK!おしえて!

勉強を継続させる方法

勉強を継続させる方法、それは「成功体験」を積み重ね、自分に自信をつけることです。

成功体験とは事前に設定した目標を達成したという体験のことで、これが多ければ多いほど自分の自身につながります。

したがって、日々の勉強のモチベーションをアップさせるためにはこの成功体験のための目標設定が大切です。目標を設定する際には、よりたくさんの成功体験を積めるように難しすぎない今の自分に近い目標設定を心がけましょう。

しおり
たしかに、「大学に合格する」っていう遠くの目標よりも「次の模試で〇点とる」みたいな近い目標の方がやる気がでるし、達成しやすそう!
しずく
模試は試験日が決まっているという点で強制力もありますしね。
そのほかにも、SNSなどを通して「誰かに褒めてもらう」といった方法なんかもモチベーションを上げるには有効かもしれません。
しおり
あっそれいいかも!
私も目標を設定したらフォロワーに宣言しよっと!
しずく
では次は本題の「7回読み勉強法」について見ていきましょう。
この勉強法は成功体験を多く積める仕組みになっているので継続もしやすいんです。
しおり
待ってました!

「7回読み勉強法」の手順とメリット

「7回読み」をするときの基本は「理解しようとせず、とにかくさらさらと読む」ことです。しかし各回ごとに「何を意識して読み進めるか」という点で違いがあります。

「7回読み勉強法」の手順

【1回目】大見出し小見出しを意識して読むことで見出し同士の関係性を理解する。

【2回目】見出しが頭に入った段階で全体にざっと目を通すことで全体構造をつかむ

【3回目】2回目と同じやり方で全体のイメージをより明確なものにする。

【4回目】文中のキーワードに注目することでその使用頻度や説明量を感じ取る。

【5回目】4回目で見たキーワードとキーワードの間の説明を読むことでその段落の要旨をつかむ

【6回目】具体例などの細かい部分にも目を向ける。

【7回目】1~6回目で読み取った内容を頭に定着させる。

しずく
ここで一つポイントなのは「無理に暗記しようとしない」ということです。あくまで流し見を繰り返すという感覚ですね。
かといって何も考えずに読んではいけませんよ?
しおり
わかってるって!内容を理解することが大切ってことでしょ?
でもなんでこの勉強法が継続しやすいってわかるの?7回も読むなんてやっぱり大変そう…。
しずく
では次に「7回読み勉強法」のメリットについてお話しますね。これを聞けばしおりさんの考えも変わるかもしれません。

「7回読み勉強法」のメリット

本書では、「7回読み勉強法」のメリットを3つ紹介しています。その3つとは

「7回読み」のメリット

1、「読むこと」の負荷が小さい
2、情報のインプット速度が速い
3、いつでもどこでもできる

まず、この勉強法は「読むこと」の負荷が7回に分散されるわけですから1回1回の負荷は小さくなります。本書によると、山口さんは1回読むのに30分程度しか時間をかけないそうです。これなら「1回で覚えなきゃ!」と気負う必要はありません。

さらに、30分で「1回読み終えた」という成功体験が積めるわけですから、モチベーションアップにつながり、継続しやすくなります。

また、学校等で講義を受けながら板書するより「読むこと」の方がインプットのスピードは速いですよね。

しかも、この勉強法は本が1冊あればできるので、忙しい社会人でも通勤やお昼休みなどのスキマ時間に行うことができます。

しおり
なるほどね!たしかに短時間で手軽に出来そう!塾とかに行かない分、勉強にかかる費用も抑えられそうだし。
しずく
間違いなくコスパも抜群ですね。
しおり
でもやっぱり精神的にきつくなる時って必ず来るんだよねー。そんなときの対処法とかってあったりする?
しずく
ありますよ。
本書には勉強方法だけでなく山口さんの経験に基づいた、メンタルコントロール術もいくつか紹介されているんです。

やる気が続くメンタルコントロール術

ここでは「学習計画の立て方」と「集中力が落ちてきた際の対処法」の2つに焦点を当ててみていきたいと思います。

学習計画の立て方

学習計画を立てる際に最も注意すべき点は「細かすぎる計画を立てない」ということです。

特に、時間で区切って分単位のスケジュールを組むことは計画倒れの大きな原因になってしまいます。

また、計画倒れを起こした時に最も怖いのが「罪悪感に襲われやる気をなくし、勉強のモチベーションが維持できなくなってしまう」ことです。

したがって計画を立てる際には、空白の時間をつくることで計画に余裕を持たせるなどの工夫をすることが大切です。

集中力が落ちてきた際の対処法

勉強をしていると「集中力が落ちてきたな」と感じることはだれしもあると思います。そして、集中できない場合の大抵の理由は長時間の勉強により体の器官が疲れてしまった、もしくは勉強に飽きたというもの。

そんな時には「目先を変える」という方法が効果的です。

まず、体の一部の器官が疲れたと感じたときには「酷使する器官を変えるという方法をとります。例えば本を「読む」ことで勉強していた場合、疲れている器官は目なので、今度は耳で「聞く」勉強法に変えるといった感じです。耳が疲れたら手を使って「書く」勉強にシフトするのも良いかもしれません。

勉強に飽きてしまった場合には「勉強場所を変える」「教科を変えるといった方法が効果的です。

他にも「必ずやらなければならないこと」(お風呂に入る、ご飯を食べるなど)をすることで気分転換を図ることも可能ですので、さまざまな方法を試してみましょう。

しおり
こうして見るといろんな方法があるんだね。
私は机で勉強するのに疲れたら、散歩しながら英語のリスニングでもしようかな!
しずく
それは良いアイデアですね!運動は勉強効率を上げると言われていますし。
しおり
でしょ?なんだか今なら勉強できる気がする!
しずく
良い傾向ですね。
しおり
ところで他のみんなはこの本を読んでどう感じたんだろう?私みたいにやる気が出た人もいるんじゃない?
しずく
では最後にこの本の感想を見てみましょう。

読者の声

実際に本書『東大首席弁護士が教える「7回読み」勉強法』を読んだ人はどのような感想を持ったのでしょうか。今回はTwitterに投稿されたものの中からいくつかの感想をご紹介します 。

やはり復習の重要性について再確認しておられる方が多いですね。中には実際にやってみたという方も見られました。

しかし一方で「アウトプットが足りない」「そんなので知識が定着するわけない」といった懐疑的な意見も見受けられました。

しずく
当然ながら、勉強法には合う合わないがあるため実際にやってみないことには何もわかりません。ですから、いろいろ理屈を並べてやらないよりは、とりあえずやってみて自分に合った勉強法を再構築していく姿勢が大切であると私は思います。
しおり
たしかにそうよね。「アウトプットが足りない」って言うんだったら自分で「7回読み」にアウトプットの要素を自分で足せばいいだけの話だもんね!
しずく
そうですね。「 本の中で自分に刺さった部分を上手く実生活に取り入れられるよう工夫する」ことが最も自身の成長につながるより良い読書のあり方ではないでしょうか。

まとめ

それでは最後に本書の内容を簡単におさらいしたいと思います。

『東大首席弁護士が教える「7回読み」勉強法』のポイント

①勉強ができる人の特徴
→正しい方法で努力を継続させることができる
②「7回読み勉強法」の手順
→各回ごとに意識するポイントを変えながらすすめる
⑤やる気が続くメンタルコントロール術
→計画には余裕を持たせ、集中力が落ちたら「目先を変える」

以上が『東大首席弁護士が教える「7回読み」勉強法』の書評になります。

また、本書では「数学」「英語」「現代文」といった、上記の方法で「7回読み」がしにくい教科のためのアレンジ方法も紹介されているため、自分が勉強したい分野に合った勉強法を知ることができます。

景気の停滞によるリストラや倒産が相次ぐ近年、副業や転職がブームになりつつあります。その際に最も重要なのが個人のスキルです。

スキルを獲得するためには勉強が必須であり、テキスト学習を中心とされる方が多いと思います。そんなときにうってつけなのがこの「7回読み勉強法」です。

現代社会の波に一方的に呑まれないためにもぜひ1度は本書を手に取り実践してみてはいかがでしょうか。

自分の新たな可能性に気づくことができるかもしれません。

しずく
さいごまでお読みいただきありがとうございました!

TwitterやInstagramもやっているのでそちらの方でも読書好きの皆様と繋がれたら嬉しく思います。 

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